身体のイディオム(1~5)

身体のイディオム(1)

今日からはしばらくテーマ別にまとめていきます。こうすると退屈な語学学習の気分
も変わると思います。最初は身体の一部を含むイディオムで比較的やさしいものを載
せます。第1回目は「歯、親指、脚」です。

have a sweet tooth 甘党である
このtoothは「好み」。

be all thumbs 不器用である

pull A’s leg Aをからかう
進行形で
日本語の「足を引っ張る」ほど悪い意味はありません。


身体のイディオム(2) 

今日は「目、顔、皮膚」を含むイディオムです。

have an eye for ~ ~を見る目がある
このeyeは「見分ける力」で、単数形。

lose face 面子を失う

⇔ ■save face 面子を保つ

これらのfaceは「面子」。

get wet[soaked, drenched] to the skin
ずぶぬれになる
皮膚まで達している感じです。


身体のイディオム(3) 

今日は「鼻」と「手」です。

poke[stick] one’s nose into ~ ~に口出しする、~に首を突っ込む
poke, stick ~は「~を突っ込む」。
これも日英で発想が違いますね。

give[lend] ~ a hand, give[lend] a hand to ~ ~を手伝う
このhandはhelping hand(援助の手)のhelpingが省略されたもの。

give ~ a (big) hand ~に(大きな)拍手を送る
このhandは「拍手」。
= give ~ an ovation


身体のイディオム(4) 

今日は「足、胃、内臓」です。

get[rise] to one’s feet 立ち上がる
前置詞toは「状態の変化」を表し、to one’s feetで「立った状態に」。

have no stomach for ~ ~を好きになれない
このstomachは「食欲」で、「~を食べる気がしない」から。

have guts 根性[勇気]がある
このgutsは「根性、勇気」。複数形で使います。
have the guts to do ~する勇気がある
= have the courage[nerve] to do


身体のイディオム(5) 

今回の身体のイディオムは「親指、あご、口」です。

have a green thumb[green fingers] 園芸の才がある
a green thumb, green fingersは「園芸の才」。
greenは植物の色を表します。

(Keep your) chin up! 元気を出せ!

make A’s mouth water Aの食欲をそそる
waterは「よだれを出す」という動詞。「よだれを出させる」から。